不安障害と抗不安薬~作用と副作用とあれこれ~①
Yuki(ユウキ)です。
yuki-changetheworld.hatenablog.jp
前々回記事の続きの話で、今回は主に抗不安薬のことを書きます。
(※効果・使用感には個人差が大きくあります。)
目次
心療内科への通院が始まった僕。
不安症状に対して医師にまず処方されたのは、ソラナックス(アルプラゾラム)と抑肝散(漢方)でした。
ソラナックス(アルプラゾラム)
不安症状に対して出されたもので、強い抗不安効果があります。
作用時間は中間型、医師は抗不安薬の中で横綱級の作用があると言っていましたが、僕の調べた本には作用強度(不安を抑え込む強さ)は中程度と書かれていました。
強力な抗不安効果
始めはちゃんと薬が効くのか不安でしたが、めちゃめちゃ効きました。
胸の不快感(ゾワゾワする感じ)はピタリと止まりました。
全てではないですが、頭の中で思い描いていたある程度の部分は被害妄想だったんじゃないかという気になり、マイナス思考の連鎖が止まります。
おそらく被害妄想ではなく、本当に起こっていることだろうなという部分があったとしても、別に嫌われてもいいじゃん!!という気持ちを保て、ある意味、無敵状態になったような気もしていました。
半減期(血液の中の薬物濃度が半分になるまでの時間)は14時間とされています。
僕の実感する作用時間は2日間程度です。※作用する時間は個人差が大きいかと思います!
離脱症状との闘い
今まで身体に取り入れたことのない薬を入れたせいか、作用の反動がすごかったです。
薬を飲んでから時間が経つに連れて、胸の不快感が強くなってきてやがて耐えられなくなり、またソラナックスを飲むということをしていました。時に頭が痛くなることもあり、それも薬による反動だったかもしれません。
こういった症状のことを反跳性不安(効果が切れたあとの反動による不安)、あるいは離脱症状、またこういった症状によって内服を繰り返す羽目になることを依存性と呼ぶようです。
仕事が休みの日で、自分ではストレスも感じていたつもりもないのに、症状が強くなってきたりしていたので、間違いなく離脱症状だったと思います。
この離脱症状(依存性)は、若い人程起こりやすい。また、短時間作用のものほど起こりやすく、長時間作用のものほど起こりにくいとされているそうです。
中には、何年もこの離脱症状に苦しむ人もいるみたいです。
因みに薬から離脱していく方法には、薬の量を徐々に減らしていったり、内服する感覚を徐々に開けていったりする方法等があります。
強い抗不安効果で無敵状態になったり、離脱症状に陥ったりで、なんだが覚醒剤にでも手を出してしまったかのような気分になり、先行きが不安な時期もありました。
が、心療内科受診の記事でも書きましたが後悔はしていません。
薬に頼らないと乗り切れない状態だったからです。あのまま放置していたら間違いなく、より重症化していたと思います。
抑肝散(漢方)
これは不眠症状にも効果があるとされていますし、イライラや不安を抑える効果もあると言われています。
メリット
この薬のメリットは副作用がほとんどないことです。※全く無いわけではありません。
なのでこの薬で症状が収まる人はこの薬を内服していけば良いと思います。
デメリット
副作用は無かったのですが、全く効果を感じませんでした。ただ、漢方で身体に悪いものではないので、処方された分は飲み切りって終了しました。
アタラックスP
離脱症状のことを医師に相談して、「じゃあ抗ヒスタミン系の薬を出してみましょうか。」と言ってソラナックスに変わる薬として処方されたのが、アタラックスPです。
作用
アレルギーを抑える薬ですが、不安や鬱、緊張を抑える作用もありますので、そちらで使用されることも多い様です。
使用感
一度しか使用していません。
この薬を出してもらった日は胸のゾワゾワ感があったので、薬局でもらった後すぐに飲んでみたんですが、どういう訳かそれまでよりも強い(僕の感じた中で一番強い)ゾワゾワ感が襲ってきて、車の運転ができなくなってしまい、嫁さんに運転を変わってもらいました。
後日、医師に相談すると、「そんな薬じゃないんだけどな~。」
「飲まない方がいいですか?」と聞くと、「まあ、そういったことがあったのなら飲まない方が無難だね。特に君は薬に対して過敏なところがあるから。」と、いうことでした。
もしかしたら、たまたま症状が強くなっただけかもしれませんが、また強烈な症状に襲われるのが怖かったので、そのまま内服はしないことにしました。
そんなこんなで、結局すぐにソラナックスに戻ってしまいました。
続きます。
Yukiでした。