精神科(心療内科)受診のススメ。ばれるかばれないか気にしてる方へ ②
Yuki(ユウキ)です。
前回の続きの記事です。
yuki-changetheworld.hatenablog.jp
思ったより、デメリットが多かったんじゃないでしょうか?
こういったデメリットがあるがゆえに、安易に受診などすべきではないという人もいます。
それは間違いではないと思います。
前回記事に書いたようなデメリットがあるのは事実であり、自分にもそれが降りかかってくる可能性は否定できないからです。
目次
それでも僕が精神科(心療内科)受診を勧める理由。
しかし、それでも僕は症状がある場合は早めの受診を勧めます。
何度も言いますが、今さらされているストレスが自分の耐えうる限界を超えてしまった状態だからです。
放置すると悪化する危険性が高いです。より重症・長期化し、社会復帰も困難になってしまう可能性も十分に考えられることです。
例えば近い将来、家を建てる可能性があるからといって、自分でなんとかしようと受診を避けていたとしましょう。その結果、病状が悪化して働くことができなくなってしまったら、家を建てるどころじゃなくなってしまいますよね?
医療保険に関しても、使うかも分からない保険の為に、病状を悪化させてしまうというのも馬鹿馬鹿しい話です。
手っ取り早く保険に入って、受診するというのも手です。
知人に知られてしまう可能性ついても、病気が悪化して仕事や学校を休むことになればどの道知られることです。例え、知り合いに知られて職場や学校を変えることになったとしても、社会生活が続けられる方が良いと思います。
医師や薬が自分に合わないという話は難しい問題です。
心の病を乗り越えるには信頼できるパートナーが必要ですので、そういった医師やカウンセラーなどを探してみましょう。
薬は副作用や依存性があったりするので、気軽には飲むべきではないと思います。
眠剤は自分に合う薬になかなか巡り合えなかったし、抗不安薬は効果はありましたが、今までに使ったことがなかったこともあり、最初の方は薬の作用の反動(反跳性症状)に苦しみました。いわゆる薬への依存です。僕の場合1ヵ月程で体が慣れたのか、大丈夫になりましたが、中には何年も苦しむ人もいるようです。でもこれは個人差が大きく、僕の周りの精神科系の薬を飲んだことがある人の中では、そういった副作用があったという人はいませんでした。
薬の副作用に苦しまされながらも、精神科(心療内科)受診はして良かったと考えていました。薬の力を借りないと乗り越えられない状況だったからです。例え、もっと長期間副作用が出て依存が続いていたとしても、薬と付き合いながら生きていくつもりでした。もちろん、不安はありましたが。
勇気を出して受診してみてはどうでしょうか?
薬が必要な状態かどうかは診察を受けて、医師と相談して判断すればいいと思います。
精神科(心療内科)受診の実際
少しでも不安が拭えるように、僕が体験した精神科(心療内科)受診の実際をお話をしてみます。
まずどこに受診するかですが、前回記事でも書きましたが、僕は自分の住んでいるところから少し離れたところを選びました。
職場の人に見られたりするのが嫌だったからです。
もう一つ、ネットのクチコミも参考にして、良さそなうところにしました。
クチコミは当てにならないこともありますが、何も情報が無いよりはマシだと思います。
合わなければ、別のところを受診すれば良いです。
精神科と聞くとハードルが高いと感じる方は、心療内科を選んでも良いでしょう。
因みに僕が行ったところは○○クリニックという所で、精神科や心療内科という文字は使われていませんでした。少しハードルが低い感じがしますね。
次に、電話で予約を取ります。
名前、現在の症状を聞かれました。
受診の日の実際(※受診機関によってことなります。)
駐車場に車を停めて、心療内科の中に入り、受付で○時に予約してる○○です。と、名乗ります。
保険証を渡して、初めての場合は問診票を書きます。
人気のクリニックなのか待合室は人が一杯です。僕は、もしかしたら知り合いがいないか気になるので、毎回知り合いがいないかざっと確認してしまいます。笑
待ち時間は短い時でも、40分くらい。長いときは2時間近く待ったこともあったと思います。
僕の行ってるクリニックの場合は、待ち時間の途中で、看護師さん?らしき人に呼び出されて血圧測定と、受診の経緯等の聞き取りをされます。
その後に、ようやく診察です。
診察の内容は問診(聞き取り)のみです。
良い先生だったとしても、忙しく膨大な患者数を捌いていかなければならないという現実があるので、一人にかけられる時間は限られています。
あらかじめこれは伝えておこうという内容をピックアップしておきましょう。
短い時間で先生に自分の状態を知ってもらわなければなりません。
また、聞き取りの内容から薬を決めるので、伝えるべき点はしっかり伝えないといけません。
どういった症状がいつからあるのか。その背景にあるのは何なのか(考えられる原因)。症状、感情の波はあるのか。薬を使った後なら、薬の使用感などです。
僕は薬のことも勉強して、この薬はどうか?とか、先生と相談の上処方してもらい、自分に合った形(薬の組み合わせ)を見つけました。
先生と一緒に考えて、納得の上薬を飲んだ方が、薬効にも多少良い影響があるかと思います。
診察が終わった後は、会計をして、処方箋をもらいます。
処方箋を薬局に持って行って、薬をもらって、会計をしたらおしまいです。
人々はもっと心の調子と向き合うべき
僕は、もっと世の人々が心の調子と向き合うべきと思います。
心と身体は表裏一体であり、心の不調はいずれ身体へも影響してきます。
早い段階で適切な対応ができれば、良好な経過となるのは身体の病気も心の病気も同じです。
精神的に窮地に陥っている状態が、身体的に窮地に陥っている状態と同じくらい重要に考えるべきだとも思います。
精神的な病を抱える人に対する差別的意識を持つ人が多くいるという現実は、とても残念なことです。
子供の教育課程においても、もっと精神面と向き合っていくカリキュラムを増やしていくべきです。
より多くの人が幸せになるために。
年間2万人もの自殺者を抱える日本。 1日当たりにすると55人です。
今日あなたが過ごした1日の中で、55人もの人がここ日本で自殺をしているんです。
自殺の理由は様々あるでしょうが、人間関係の悩みが多くを占めることでしょう。
どれだけの闇をこの社会は抱えているんだろうと怖くなりませんか?
同じ国に暮らす仲間が、こんなにも苦しんでいる。
そういった事実に真剣に向き合う人は少ない。
そこがそもそもの競争社会が生み出している歪みなのではないかな、、、
心を病むことなんてない「低ストレス社会」になって皆幸せに暮らせれば、それが一番ですよね。
遠い遠い未来にそんな時代が来ることを願ってます。
Yukiでした。