赤面症(治したいという思い)に囚われた青春時代 ~前編~
Yuki(ユウキ)です。
恥ずかしくて顔が赤くなる人っていますよね?
いわゆる赤面症です。
僕はこれに思春期を支配された人間です。
赤面症に支配された僕の思春期
正直に言うと、今回の記事は僕の心の中の本当に深い部分までさらけ出すことになるので、書くのに抵抗がありました。赤面症はそれだけ僕の人生に大きく影響を与えたからです。数あるコンプレックスの中でも特に触れられたくない部分だったと思います。過去形で書きましたが、今でも引きずっている部分は多々あります。
でも、今現在、赤面症に苦悩されている人がいて、僕の体験を通した記事を読んで頂けたら、もしかすると今後に生かせてもらえるのではないかと思い、書くことにしました。
長くなると思うので、前編、後編に分けて書こうかと思います。
僕の赤面症が目立ち始めたのは、小学校5年生くらいからです。
もともとシャイな性格だったし、自分に自信がない方でしたから、人から注目されると過度に緊張してしまっていました。
そして、授業中に先生に当てられたりすると、胸がドキドキして、顔が赤くなるようになりました。
自分が発表することになるのが分かっている時なんかは、心の準備ができるので割と大丈夫なんですが、そうじゃない時、例えば突然先生に当てられて発表しなきゃいけなくなった時なんかは、よく赤くなってました。
こういった子は、皆さんの周りにもいたんじゃないでしょうか?
僕以外にも、同じ学校にそういった子は何人かいましたから、そんなに珍しくはないと思います。
しかし、僕はここからさらなる深みに嵌まっていきます。
顔が赤くなったり、吃音(どもり)があったり、腋臭症(ワキガ)があったり、そんな人と少し変わった特徴を持つ子を見逃さない、人の心の痛みの分からない子達が必ずいます。
悪気はなくただ可笑しく笑う子もいれば、面白がって馬鹿にしてくる子もいます。
僕も、人前に立って顔が赤くなってるところを他の生徒たちに笑われた記憶が残っています。
また、中学校の頃、体育の怖い教師がいました。ヤクザみたいな感じの、昔の、恐怖や暴力で生徒を押さえつける古いタイプの教師でした。
僕は気が小さい方だったので、そういった怖いタイプと接する時により緊張しました。
その怖い体育教師に授業中に話しかけられただけで、顔が赤くなり、その教師にそれを面白がられ、「また赤くなるぞ。」「どんどん赤くなるな。」とニヤニヤしながら、からかわれたことを今でも覚えています。
今になってみると、とても幼稚な、とるに足らない相手だったなと思います。
恥ずかしくて顔が赤くなる。ただそれだけのこと。
他人からみれば大したことではないように思う方もいるでしょう。
しかし、当の本人(当時の僕)にとっては切実な悩みであり、悩みに悩んでいました。
他人から注目を浴びることで、顔が赤くなる。それを避けるために注目を浴びないよう、そういった場面を避けて生活していましたし、顔が赤くならないか常に気にしていたように思います。
緊張する相手=(イコール)赤面する危険性のある相手ですので、緊張する相手とはこちらからコンタクトをとることは無かったです。
意図的に避けていました。
不良タイプはもちろんのこと、中学校・高校生活では女子と話すこともほとんど無かったです。
話しかけられても、顔が赤くならないか(もしくはなっているのが)気になって、会話を終わらす雰囲気を出してしまい、相手を拒絶するような感もあったと思います。
友達は居ましたが、その一部のグループの中で、本当に狭い世界で生きていました。
はっきりとは覚えていませんが、こんな自分が嫌で死にたいと思ったこともあったかもしれません。
今思えばもったいないですよね。赤面症に囚われ過ぎたせいで、色々な可能性を犠牲にして生きていました。
後編へ続きます。
Yukiでした。