人間関係が苦手なあなたへ、自分を受け入れるためのヒント
Yuki (ユウキ)です。
今回は、僕の子供時代のことを話します。
目次
* 自分に自信がない子供時代
僕は小さな頃から引っ込み思案で、特に集団において縮こまってしまう傾向が顕著でした。
これは元々の気質が内向的であったというのと、自分に自信がない(自己肯定感が十分に育まれていなかった)ことが関係していたと思います。
そんな僕に対し母親は、もっと自分の意見をちゃんと言いなさいとか、もっと話さないとダメとか言って、消極性を矯正しようと関わっていたのを覚えています。
それが裏目に出たと言うと母を責めている様で嫌ですが、思春期には劣等感の塊の様な人間が出来上がっていました。
僕の母は努力家で、仕事もしながら家のこともしっかりやる、子供ことを最優先に考える素晴らしい親だったと今でも思いますし、尊敬もしています。
しかし、当時の僕はそんな母親に自分の人間性を受け入れてもらえていないと心のどこかで感じていたと思います。
とにかく自分に自信がなかったですし、明るく、コミュニケーション能力の高い、自己主張のはっきりできる人をみると強烈に劣等感を抱いていました。そんな僕が仲良くなるのは自分と似た消極的・内向的なタイプが多かったです。
* 子供時代を引きずる自分とそれを乗り越えようとする自分
それでも、今の自分を作り上げたのは紛れもなく自分自身。これはアドラー心理学的な考え方ですが、どんな境遇にあったにせよ、今の自分を作っているのは他の誰でもない自分自身です。
幸い僕はいじめ等にはあわなかったのですが、酷いいじめにあったり僕よりもずっと辛い思いをして、壮絶な人生を歩んできた人達の中でも、しっかりアイデンティティを保って前向きに生きている人は結構いるかと思います。
が、そうは言ってもですよ、分かってはいるけど、中々性格って変えられないんですよね。
僕も色々な本を読んだりして、学んだことを実践したりして、自分を変えようと努力しました。
少しは変われたと思うし、一時的には自己を受容して生活できていたこともあったでしょう。
でもどこか、過去を引きずっていることに気付いたり、人付き合いに必要な能力が不足していることを痛感することがあったりして、人間関係に行き詰まってしまうことが、しばしばありました。
やはり長年染み付いた思考や性格は滲み出てきてしまうものなのでしょうね。思考回路における癖の様なものです。
何度も何度も同じ壁にぶつかる度に、変われない駄目な自分を責めて、落ち込んでしまいます。
** ヤマアラシのジレンマという言葉を知っていますか?
心理学で使われたりする言葉で、アニメのエヴァンゲリオンでも使われるシーンがありました。
❝寒い日を過ごしていた2匹のヤマアラシが、お互いに身を寄せ合って温め合おうとしたけれど、近づきすぎると全身の針が相手に刺さって傷つけてしまう。かといって、離れると今度は凍えてしまう❞
人間関係の難しさを表すのに使われたりします。
因みに僕のこのブログのアイコンにもヤマアラシを使用しています。
この話には続きがあって、
❝2匹は近づいたり離れたりを繰り返して、お互い傷つけ合わずに済む最適な距離をみつけた。❞
そして人間関係も同様、傷つきながらも最適な距離をみつけていくもの。という様に言われたりしています。
しかし、人間関係の不器用な人はこの作業がとても不得意です。
あるいは心が繊細で、相手にとっての最適な距離が自分を傷つけられる距離であり、傷つきたくないからとる自分にとっての安全な距離が相手にとっては遠い距離であったりします。その逆のパターンもあり得るでしょう(自分のとる距離が近すぎる)。
様々な理由で人間関係に悩みを抱える人達は、世の中に沢山いるんじゃないでしょうか。
中には人に相談もできず悩みを抱え込んでしまっている人もいることでしょう。
僕もその類の人間なので、このブログではそういった人達(仲間)にホッとしてもらったり、勇気を与えていけたらと思っています。
Yukiでした。