不眠症と眠剤~作用と副作用とあれこれ
Yuki(ユウキ)です。
家族みんな風邪を引いて大変なことになってましたが、なんとか回復してきました。
あとは遅れてかかった下の娘がまだしんどそう、もうひと頑張りだよ~。
(※効果・使用感には個人差が大きくあります。)
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目次
今年8月に不安障害を発症した僕。
精神的に追い込まれていたことや、抗不安薬による離脱症状などもあり、最初の内は眠れない日々が続きました。
心療内科を受診し、医師に最初に処方されたのが、抑肝散とマイスリーです。
抑肝散(漢方)
効果
前回記事でも書きましたが、心を落ち着ける作用もあり、不眠症にも効果があるとされています。
なので眠前に内服していました。
子どもの夜泣きに使われることもあるみたいです。
使用感
前回も書きましたが、効果は全然感じませんでした。
でもほとんど副作用が無いので、これで眠れる人は他の睡眠薬に手を出す必要は無いと思います。
マイスリー(ゾルピデム)
効果・どんな薬か?
非ベンゾジアゼピン系の薬です。
従来のベンゾジアゼピン系の薬よりも依存性や副作用が少ないとされています。
難しい言葉ですが、要するに以前の眠剤よりは安全性が高いということです。
僕も依存性の少ない薬として認識していたのですが、かかりつけの医師は「ほとんど変わらない。(ベンゾジアゼピン系と)」とおっしゃってました。
強制的に脳を眠らせる薬なので、副作用や依存性はそれなりにあるようです。
マイスリーは睡眠薬の中で一番作用時間が短い「超短時間型」に分類されます。そのため、寝つきの悪さを改善する睡眠導入剤として使われます。
副作用
主な副作用には依存性、離脱症状、物忘れ、脱力や転倒などが挙げられます。
まぁでも、どの睡眠薬の副作用にもこんなことは書かれています。
実際の使用感
医師に、睡眠の直前に5mgを2錠で処方され、1錠で眠れるなら1錠でも構わないと言われていました。
1錠でも眠れたので、最初の内はだいたい毎日1錠飲んでました。
脳の興奮状態が収まってくる感覚があり、そのまま寝付くことができました。
が、2時間程すると目が覚めていました。
それもそのはず、この薬の作用時間は2時間程度です。
なので、1錠で一旦寝て、起きてからまたもう1錠飲むというやり方を勝手にしていました。
その後も夜中、本当に何回も目が覚めて、殆んど眠れた気がしていませんでした。
悪夢ばっかり見るし、この頃が一番辛かったです。
2錠飲もうが全然寝付けない時もあり、それほど強力な作用は感じなかったです。
翌朝まで薬の作用が残るということも個人的には全く無かったです。
ただ飲まなかった日の次の日は、時折頭が痛かったり、調子が悪いなと感じることがあり、離脱症状かなと思うことがありました。
でも、たまたまかもしれませんし、離脱症状を強く感じたことは無いです。
非ベンゾジゼアピン系の眠剤の中でもう少し作用時間の長い、「アモバン」や「ルネスタ」の使用を医師に相談したこともありましたが、ほとんど変わらないし、種類もあまり増やさない方が良いと言われてしまいました。
そんな状況だったので、医師に相談して、次に処方されたのが以下の2つです。
ロゼレム(ラメルテオン)
効果・どんな薬か?
副作用が少なく依存性もないと言われています。強制的に脳を眠らすのではなく自然な眠りを促します。安全性が高い薬です。睡眠リズムを整えるのに適しています。
効果は弱いとされています。
因みにジェネリック(後発薬)が無いので、やや高価になります。
(薬の開発には膨大な費用がかかるので、10年間程は独占販売が認められています。ロゼレムは2010年発売なので、ジェネリック発売まではもう少しかかりますかね。)
使用感
素晴らしい薬だと思いますが、やはり効果は感じませんでした(特に状況は変わらなかった)。
セロクエール(クエチアピン)
効果
前回記事でも書きましたが、不眠症にも効果があるので処方してもらいました。
使用感
脳の働きを抑え込まれるような感覚があり、飲むことで睡眠時間が伸びました。
飲んだ日の夜は数回目覚める程度で、頻回に目覚めるということは無かったです。
ただ、統合失調症に用いられる薬でもあり、飲んだ次の日は身体がしんどいと感じることが多かったので飲むのをやめました。
とにかく、睡眠障害から解放されたい一心で、色々と自分で調べて、医師に相談して処方してもらったのが、次です。
ベルソムラ(スボレキサント)
効果・どんな薬か?
覚醒物質であるオレキシンの受容体への結合をブロックすることで睡眠状態を促すという新しいメカニズムの薬です。
「中時間作用型」に分類され、10時間程度の作用時間を有します。(※個人差があります)
依存性もないと言われています。
2014年発売の新しい薬のですので、ジェネリックが無く、薬価がやや高価です。
使用感
そんなに強い薬じゃないと医師から言われましたが、僕には効きました。
不眠の根源である不安障害が比較的良くなってきた時期で、そこにベルソムラが嵌ったのかもしませんが、、、
飲むと、身体の力が抜けてくるような感覚がして、布団に入るとすぐに入眠できました。
初めて飲んだ次の日の朝は、眠気がだいぶ残ってましたが、その日以降は長時間ぐっすり眠れて、尚且つ眠気が残ることも無くなりました。
仕事の都合で早起きしなきゃいけないといった状況でも、しっかり眠れて起きた後も眠気は残らないという理想的な状態になるようになりました。
ピッタリの薬に出合えた!という感覚でした。
副作用も特に感じません。
朝眠気が残るという方は、内服時間を早めてみるのもいいかと思います。
もちろん家の中でですよ!
飲んでふらつきが出る方は危ないので直前に内服しましょう。
僕はこれでバッチリ眠れますが、入眠作用は弱いと言われています。
ネットで、ベルソムラとマイスリー(睡眠導入剤)を合わせて飲むと良く眠れるという記事を見たことがあるので、不眠に悩む方は試してみると良いかもしれません。
そして現在
ベルソムラは3~4週間程飲んだでしょうか、
不安障害の症状も以前より落ち着いてきたので、眠剤無しで寝てみようと試みたところすんなり眠れました。
なので11月の初めごろからは、眠剤無しで眠ることができています。
不眠症は無事に治癒ですね。
良かった良かった。
Yukiでした。
不安障害と抗不安薬~作用と副作用とあれこれ~②
Yuki(ユウキ)です。
風邪をひいてしまい、体がだるいです。
前回の続き記事です。
(※効果・使用感には個人差が大きくあります。)
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目次
セロクエール( クエチアピン)
使用感
統合失調症の治療に用いられたりする薬らしいですが、不眠症にも効くので睡眠が上手くいってない時に処方してもらいました。
その効果は後の不眠症の記事で記載しますが、精神安定剤としての効果もあると聞いたので一度だけ、朝仕事に行く前に使用してみました。
すると、眠気とは違う脳の機能が抑え込まれたようなボーっとする感覚が襲ってきて、他人の声も籠って聞こえる感じがしました。
頭が殆ど働いてない中、午前中の業務をやっとの思いでこなし、たまらず休憩の際にソラナックスを飲んでようやく落ち着きました(クエチアピンの作用が切れたのもあると思います)。
安定剤としては使い物にならなかったので、その一回きりで使うのはやめました。
ソラナックス(アルプラゾラム)その弐
アタラックスPやクエチアピンが合わなかったので結局ソラナックスに戻ってきました。
消えた離脱症状
離脱症状に苦しんだ僕ですが、一カ月ほどすると身体が慣れたのか、間隔が開いても胸の不快感などが出なくなりました。
不安障害の急性期(症状の強かった時期(8月中旬~9月下旬))から脱した感もあり、睡眠も安定してきて、抗不安薬(ソラナックス)も週に1回くらい飲む程度に落ち着きました。
ただ、できるだけ薬を飲まない様にしていたところもあり、しばしばマイナス思考の連鎖には陥って、家ではうつ状態(しなければいけないことが手に付かない)になっていたこともありました。
メイラックス(ロフラゼプ)
そんなこんなでもう少し安定して過ごせないかと考え、もっと長い作用時間の薬はどうかと医師に相談したところ処方されたのがメイラックスで、メイラックスに切り替えたのが11月の初旬からです。
作用
その半減期(血液の中の薬物濃度が半分になるまでの時間)はなんと122時間です。
なので、半減するまで5日間もかかるということですね。
抗不安薬や眠剤は、作用する時間が長時間であればあるほど依存しにくい(依存性を生じにくい)とされていますので、メイラックスはそれに当てはまります。
なので離脱症状に苦しむ人やそれが不安な人はメイラックスを医師に相談してみてもいいかもしれません。
作用強度(抗不安作用の強さ)は中程度とされています。
実際の使用感
超長時間型とされていますが、そんなに長い時間作用しているなという感じはしません。
ストレスがかかってくると普通に軽い不安を覚えるので、ソラナックスを使ったときの様な無敵感はありません。
医師の言っていた通り、そもそもの不安を抑え込む強さがソラナックスよりも弱いと感じます。
ただ、以前のように家で鬱に近い状態(やるべきことが手に付かない状態)まで陥ることがなくなってきたので、弱いながらも効果は持続していて、比較的安定はしている様な気がします。
そして現在
不安を抑え込む効果は弱いと感じるものの、調子の良い日もあり、良くない周期でも日常生活に困難を来すような状態に陥ることも無いので、現在は不安時、もしくは不安が予想される日にメイラックスを飲むという形に落ち着いています。
因みに抗不安薬の副作用には眠気や脱力感等もありますが、それは僕には全く出ませんでした。
おそらく、あと半年はこういった状態は続く(転勤で半年後には職場が変わる予定)かと思うので、無理をせず、薬に頼る時には頼って、不安障害と向き合っていきたいと思います。
Yukiでした。
不安障害と抗不安薬~作用と副作用とあれこれ~①
Yuki(ユウキ)です。
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前々回記事の続きの話で、今回は主に抗不安薬のことを書きます。
(※効果・使用感には個人差が大きくあります。)
目次
心療内科への通院が始まった僕。
不安症状に対して医師にまず処方されたのは、ソラナックス(アルプラゾラム)と抑肝散(漢方)でした。
ソラナックス(アルプラゾラム)
不安症状に対して出されたもので、強い抗不安効果があります。
作用時間は中間型、医師は抗不安薬の中で横綱級の作用があると言っていましたが、僕の調べた本には作用強度(不安を抑え込む強さ)は中程度と書かれていました。
強力な抗不安効果
始めはちゃんと薬が効くのか不安でしたが、めちゃめちゃ効きました。
胸の不快感(ゾワゾワする感じ)はピタリと止まりました。
全てではないですが、頭の中で思い描いていたある程度の部分は被害妄想だったんじゃないかという気になり、マイナス思考の連鎖が止まります。
おそらく被害妄想ではなく、本当に起こっていることだろうなという部分があったとしても、別に嫌われてもいいじゃん!!という気持ちを保て、ある意味、無敵状態になったような気もしていました。
半減期(血液の中の薬物濃度が半分になるまでの時間)は14時間とされています。
僕の実感する作用時間は2日間程度です。※作用する時間は個人差が大きいかと思います!
離脱症状との闘い
今まで身体に取り入れたことのない薬を入れたせいか、作用の反動がすごかったです。
薬を飲んでから時間が経つに連れて、胸の不快感が強くなってきてやがて耐えられなくなり、またソラナックスを飲むということをしていました。時に頭が痛くなることもあり、それも薬による反動だったかもしれません。
こういった症状のことを反跳性不安(効果が切れたあとの反動による不安)、あるいは離脱症状、またこういった症状によって内服を繰り返す羽目になることを依存性と呼ぶようです。
仕事が休みの日で、自分ではストレスも感じていたつもりもないのに、症状が強くなってきたりしていたので、間違いなく離脱症状だったと思います。
この離脱症状(依存性)は、若い人程起こりやすい。また、短時間作用のものほど起こりやすく、長時間作用のものほど起こりにくいとされているそうです。
中には、何年もこの離脱症状に苦しむ人もいるみたいです。
因みに薬から離脱していく方法には、薬の量を徐々に減らしていったり、内服する感覚を徐々に開けていったりする方法等があります。
強い抗不安効果で無敵状態になったり、離脱症状に陥ったりで、なんだが覚醒剤にでも手を出してしまったかのような気分になり、先行きが不安な時期もありました。
が、心療内科受診の記事でも書きましたが後悔はしていません。
薬に頼らないと乗り切れない状態だったからです。あのまま放置していたら間違いなく、より重症化していたと思います。
抑肝散(漢方)
これは不眠症状にも効果があるとされていますし、イライラや不安を抑える効果もあると言われています。
メリット
この薬のメリットは副作用がほとんどないことです。※全く無いわけではありません。
なのでこの薬で症状が収まる人はこの薬を内服していけば良いと思います。
デメリット
副作用は無かったのですが、全く効果を感じませんでした。ただ、漢方で身体に悪いものではないので、処方された分は飲み切りって終了しました。
アタラックスP
離脱症状のことを医師に相談して、「じゃあ抗ヒスタミン系の薬を出してみましょうか。」と言ってソラナックスに変わる薬として処方されたのが、アタラックスPです。
作用
アレルギーを抑える薬ですが、不安や鬱、緊張を抑える作用もありますので、そちらで使用されることも多い様です。
使用感
一度しか使用していません。
この薬を出してもらった日は胸のゾワゾワ感があったので、薬局でもらった後すぐに飲んでみたんですが、どういう訳かそれまでよりも強い(僕の感じた中で一番強い)ゾワゾワ感が襲ってきて、車の運転ができなくなってしまい、嫁さんに運転を変わってもらいました。
後日、医師に相談すると、「そんな薬じゃないんだけどな~。」
「飲まない方がいいですか?」と聞くと、「まあ、そういったことがあったのなら飲まない方が無難だね。特に君は薬に対して過敏なところがあるから。」と、いうことでした。
もしかしたら、たまたま症状が強くなっただけかもしれませんが、また強烈な症状に襲われるのが怖かったので、そのまま内服はしないことにしました。
そんなこんなで、結局すぐにソラナックスに戻ってしまいました。
続きます。
Yukiでした。
もうすぐ5歳の息子と初めての山登り
Yuki(ユウキ)です。
重たい記事ばかり続いてしまうので、今回は違うテーマの記事を書きます。
僕には、2歳半の娘ともうすぐ5歳になる息子がいます。
目次
先日、もうすぐ5歳になる息子と初めての登山に行ってきました。
一緒にお山に登って、お山のてっぺんで、お弁当とお菓子とラーメンを食べようと誘うと、楽しみにして付いて来てくれました。
物で釣るのもどうかと思いましたが、これ以上ない動機付けですね。 笑
登り口まで到着。
親切にも杖代わりになる木の枝が置かれていました。
これが有ると無いとでは足にかかってくる負担が違います。
息子はそれを剣代わりにして出発。笑
勢いよく走りだします。
「もうちょっとで着く?」
「まだ?」
「あとちょっと?」
と何回聞かれたことか。笑
でも心配していた、グズったり、抱っこをせがんできたりは無かったので良かったです。
途中、何回か休憩をとって水分補給しながら登り、
見たことのない植物を見つけたり、どんぐりや栗拾いをしたり、やまびこで遊んだり、歌を歌ったりと、意外にも終始ご機嫌で山登りを満喫してくれました。
親が思っているより、子供は逞しくなっているものなのですね。
日陰はやや寒く、日向はやや暑い。
蛇なんかも出ないし、低い山を登るには最適の時期だったかもしれません。
2時間ちょっとかかって、山頂に到着です。
息子よ、よく頑張ったね。
絶景でしたが、息子は花より団子です。笑
一番食い付きが良かったのはカップ麺。
普段あまり食べさせてないというのもありますが、他の物には目もくれず、スープまで飲み干しました。
因みにお湯は子供の水筒に入れてきて、量はカップ麺二人分ピッタリでした。
インターネットで調べたんですが、一回お湯を入れて水筒の中を温めてから、もう一回熱湯を入れると良いそうです。
この方法で、3時間程経過していましたがアツアツのカップ麺が食べられました。
その後は、ママの作ってくれたお弁当と、お菓子を沢山食べて。
山頂にいたおばあさんとしばしお話しをして、下山です。
息子は登山靴ではなく、普段の運動靴だったので滑るようでしたので、下山は手をつないで降りました。
下山もやっぱり2時間ちょっとかかって登山口に帰ってきました。
杖さん、ありがとう。
ママお弁当ありがとう。
息子との素敵な思い出をありがとう。
晩は家族で近くの温泉に行って、そこでも子供たちは大喜びでした。
不安障害を抱えての子育て
精神的に落ちている時は一緒に遊んであげられなかったり、イライラしてキツく当たってしまうこともあります。
未熟な親でほんとにごめんなさい。
それでも、幸せと思える人生を歩んでほしいと、精一杯愛情を注いでいるつもりです。
大変なことも多いけど、子供の可愛さに触れると生きるパワーがもらえるし、子育ては僕にとって最大の喜びです。
これからもよしくね、僕の天使達。
パパも頑張るよ。
Yukiでした。
心を病んだ話~僕が不安障害になった日~
Yuki(ユウキ)です。
僕が過去に心療内科を受診したのは、20歳頃に一回と27歳頃に数回。この頃はそこまで病んでいた訳では無かったのですが、軽い相談のつもりで受診し、特に薬の処方も無く短期間で終了しました。
それ以外でもしばしば壁にぶち当たることは有ったものの、自分で解決したりして、壁を乗り越えてきていました。
しかし、薬を必要とするほど病んでしまったのが今年の話です。
今回はその話をします。
目次
心を病んだ要因(僕が不安障害になった要因)
- 元々の子育てのストレス(ただこれは楽しいことの方が多いので、あまり関係無いかも)。
- 近々、家を建築予定で、そのプランニングやローンを背負うというプレッシャー。ローン審査でも通るか通らないかという事情もあってそのヒヤヒヤ感。そして家が建って引き渡しまでは仕事を辞められなくなったので(来年5月末引き渡し予定)、もし仕事を続けることができなくなったら、ローンが借りれなくなってしまって、家族を路頭に迷わすことになってしまう、と、よりプレッシャーに感じてしまい、このストレスも大きかったと思います。打ち合わせの時に、よく胸のあたりに、すごく緊張した時に感じるような感覚を覚えることがありました。
- 過去記事でも書きましたが、職場に苦手なタイプの職員が増えて、より人間関係によるストレスが増えたこと。
まぁ、メインは③によるものですね。
去年までは、別に他人に嫌われてもいいかな。と他人の評価をそこまで気にせず、それなりに自分らしく生きてこれたのですが、今年に入ったあたりから、人間関係が上手くいってないと強く感じるようになって、強いストレスがかかってきたので、自己受容の基盤が崩れてしまいました。
人間関係が上手くいってないと強く感じるようになった要因は、近くで悪口を言われていると感じることが徐々に多くなったからです。
特に気になっていたのが、恐らく(自分の中では確実に)僕のことを苦手としている(嫌っている)だろうなという3人が、よく僕から少し離れたところで、こちらをチラッと見た後に暗い顔でコソコソと話していました。そんなことが本当によくありました。
そんなことが何ヶ月か続き、モヤモヤ感が続いていましたが、それでも夜ぐっすり寝たりするとスッキリして、持ち直すことができていました。
でも、今年の8月、ついに限界が訪れました。
僕が一番苦手とする人(上記のコソコソと話していた内の一人)と何日かペアで仕事をする日がやってきて、もうこれは被害妄想とは明らかに言えない、確信に変わるような日々になりました。
ペアの人は明らかにイライラしたような感じを持っていて、その人と仲の良い人が近づいてきて「なんか機嫌悪くない?」と聞かれると、その人はクルっと反転して僕に見えないように「今日はこれが居るから」と言いました。恐らく(自分の中では確実に)僕のことを指さしていたと思います。
その後も、僕から離れた所で、「地獄や」「苦痛でしかない」とか聞こえてきました。
仕事の終わりに、仲の良い人に「マジで最悪やったわ!」と大きな声で話したりもしていました。
僕はこの間、胸の辺りに常に高い緊張感を味わっているような感覚が続き、遂にストレスが僕の許容範囲を超えました。
現れてきた症状(不安障害の)
人によって不安障害の症状は異なると思いますが、僕に現れた症状を挙げます。
・不眠
まず夜ほどんど眠れなくなり、それが3日程続きました。
寝ようとしても、脳が興奮状態であるのが自分で分かったし、身体はとても疲れているのに全く眠れる気がしませんでした。
・胸の不快感
そして少しずつ、今までの緊張感とは違う、表現するのが難しいですが胸の辺りがゾワゾワする感覚がし始め、だんだんそれが強くなって、じっとしていることができなくなってしまいました。
ゾワゾワする感覚には波があって、弱い時はじっとしていられましたが、強くなってくると、ずっと胸の辺りを擦り(さすり)続け、落ち着かないのでウロウロ、ゴロゴロと動き回っていました。
胸に湯たんぽ(レンジでチンするやつ)を乗せるとゾワゾワ感がマシになったので、不快感が強い時はずっとそれを乗せていました。
ストレスによる胸部不快感がある方は試してみて下さい。
・マイナス思考の連鎖
周囲の会話から聞こえてくる、とあるキーワードを頭の中で自分の悪口に繋げて解釈していました。
別に苦手意識の無い人たちの会話でもその様に感じることがあって、あっちこっちで悪口を言われているような気になっていました。
そもそも万人に好かれる人間ではないので実際に言われてることも多々あるんでしょうが、それでも過度に人の微妙な表情とか、言動が気になって、あれはきっと自分のことを嫌っているんだとか、悪く言われていたんだとか、悪い方悪い方へと解釈してしまい、マイナス思考の連鎖が止まりませんでした。
そして自分がまるで価値のない人間のように感じて、マイナス思考の蟻地獄にどっぷりと嵌ってしまっていました。
この文章を読んだ人は、考え過ぎじゃない?被害妄想でしょ?だとか感じるでしょうか?
でも被害妄想であったとしても、当人にとってはそうとしか思えない、つまり僕の中では事実となってしまうわけです。
・肩こり、首こり
元々、僕は肩こりや首もこったりしない方なんですが、この不安が一番強かった時期は、異様に凝りを感じていました。
個人的な見解ですが、強い不安と胸部症状がある時は、不安の表れか自然と顔がうつむき加減、尚且つ背中も少し丸く姿勢をとりがちだったように思うので、そのせいで凝っていたのではないかと思います。
首のストレッチをすると少しマシになっていたので、同じ症状のある方は風呂上がり等にやってみて下さい。
不安が一番強い時期を抜け出すと凝りを感じることは無くなりました。
・悪夢
寝れたのかよく分からない浅い睡眠の中でも、悪夢で目覚めるということが度々ありました。
追い詰められた心理状態が夢にも表れていたんだと思います。
僕の場合は、他人から嫌われている、悪口を言われているということを恐れていたのでそんな夢とか、あとは戦争等に巻き込まれて命が危険にさらされる、といった夢をよく見ました。
・食欲低下
これも一番酷い時期のみでしたが、食欲も低下し体重も一時的に4キロ程落ちました。
これはちょっぴり嬉しかったんですが、食欲回復とともに体重もすぐ元に戻りました。笑
早いうちに対処を!
僕はこの状態からさらに悪化して、統合失調症やうつ病になって仕事を続けられなくなることを懸念して、何とかしなければと思い、まず上司に相談して、その人とペアとなることが無いように勤務配慮をしてもらうようお願いしました。
他人に迷惑をかけるのが嫌で、今までそういうお願いをしたことは無かったのですが、自分と家族の生活を守らなければならなかったので、勇気を出して行動に移しました。
それと、とても仕事を続けられる状態じゃ無かったので、何日か仕事も休ませてもらい、その休みの間に心療内科へ受診しました。
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心療内科受診についての記事は上の過去記事で書いています。
診断名は「不安障害」でした。
続きます。
Yukiでした。
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性的マイノリティ・LGBTの差別や偏見に苦しむ人へ
Yuki(ユウキ)です。
今回は、「性的マイノリティ・LGBT」について書きます。
僕はどちらでもありません。
性的マイノリティとLGBTは厳密に言うと違う意味を持ちますが、同義語の様に使われたりもします。ここでも同じような意味で使わさせてもらいます。
目次
LGBTとは
「レズビアン(女性同性愛者)」、「ゲイ(男性同性愛者)」、「バイセクシュアル(両性愛者)」、「トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)」の4つの頭文字がとられ、これらの人を総称してLGBTと呼ぶようになった様です。
日本ではゲイのことをホモとも言ったりしますが、ホモはホモセクシャルの略で正しくは同性愛者のことです。
性的マイノリティとは
日本語にすると性的少数者です。
心も体も男の人が女性を好きになる、またその逆を多数派とすると、それ以外の少数派にはLGBTに含まれない人達もいます。
例に挙げると、
アセクシュアル(A)=無性愛者(同性も異性も好きにならない)
クエスチョニング(Q)=自分の性別や性的指向に確信がもてないなどの少数派があります。
ただ、性的マイノリティは「性的」という言葉がいやらしいことを連想させたり、「少数者」という言葉が弱者を連想させたりと、差別的な意味合いをもたらしてしまうことがあるのであまり使われず、LGBTの方が広く使われる言葉の様です。
LGBTの人ってどのくらいいるの?
LGBTの方は日本では12~13人に1人くらいいるそうです。(この割合の信憑性は置いときます。)
とすると、学校のクラスに2人くらいはLGBTの方がいたということになります。
職場にもいるはずですよね。
でも僕が生きてきた中ではLGBTを公言してる人には会ったことがありません。(☚交友関係が広くないからかもしれませんが 笑)
つまり、多くのLGBTの方は、自分がLGBTであることを隠して生きているのではないのでしょうか?
なぜ隠して生きるのかは容易に想像が付きますが、それは差別を受けてしまうからでしょう。
なぜLGBTの人は差別を受けるのか?
僕が今まで生きてきた中では、よく「ホモ」という言葉を耳にしました。
よく他人を茶化す時に「ホモ」という言葉が聞かれ、同時に「キモイ」という言葉も聞かれました。
僕の個人的な感覚では、かなり世の中に浸透した差別意識だと思います。
お笑い芸人の「楽しんご」さんも、学生時代は壮絶ないじめに遭っていた様です。
なぜLGBTであると差別を受けるのでしょうか?
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過去記事でも語りましたが、人間は普通とはちょっと違った人達を差別する傾向にあります。これは競争世界を生き抜くための生物の本能的な思考のような気もします。
それとよくお笑い番組等で面白おかしくするために、ゲイの役が気持ち悪く演じられていたのを覚えています。それが、「ホモ=気持ち悪い」というイメージを世の中に焼き付けてしまったということもあると思います。
僕がLGBTの方に言いたいこと。
ただ同性が好き、あるいは両性愛だとかそんなことで差別されるなんて実に馬鹿馬鹿しいことです。
どう考えてもLGBTの方は何も悪くないですよね?だって何も悪いことしてないんですから。
でも僕にも告白しなければならないことがあります。
過去に一度だけ友達と歌舞伎町を歩いたことがありました。その時にゲイの方をすごい目で見てしまったことがあります。
目が合ったゲイの方は差別的な眼差しを感じて目を逸らした。おそらくですが、そんなように見えました。
でもあれは、ただ僕の気が小さくて、体がでかくてど派手な格好をしていたあなたに圧倒されてびびっていただけなんです。
ごめんなさい。
自分がLGBTであることを隠しながら生きている人、苦しんでいる人が沢山いることでしょう。自分を欠陥品のように感じ、幸せを諦めたり、誰にも言えずに抱え込んで最悪自殺してしまう人もいるんじゃないでしょうか?
そんな風に感じる必要は全くありません。変わるべきは周囲です。悪口なんて言わせておいたらいいでしょう。
LGBTであることを公言して生きるという選択肢もあります。
その方が自分らしく生きられることは間違いない思います。受け入れてくれる人もいるはずです。
ただ少なからず差別する人が存在するのは事実なので、それに耐えるメンタルが必要です。外向的な性格の持ち主ならより受け入れられやすいでしょう。
「ねほりんぱほりん」という番組でもテーマにLGBTが取り上げられたことがありました。ゲストで出ていた方は女性2人のカップルでした。彼女たちも差別に苦しんだようですが、公言して生きる道を選び、精子バンクを通じて精子提供を受けて出産し、二人の子どもを育てるという人生を歩んでいました。幸せそうでしたよ。
気になる方は、youtubeやねほりんぱほりんの再放送、NHKオンデマンド等で見られるかもしれないので探してみて下さい。
この記事がいつか、LGBTの方の役に立つ日がきたら嬉しいです。
Yukiでした。
「孤独感と自分の居場所」×「承認欲求と自分の価値」
Yuki(ユウキ)です。
今回は「孤独感と自分の居場所」×「承認欲求と自分の価値」についてです。
これって、人間の様々な悩み、そして行動と密接に関係しています。
因みに承認欲求というのは、自分が誰かに認められたいという欲求のことですね。
目次
「ねほりんぱほりん」に登場するゲストたちには共通点がある。
以前紹介した、「ねほりんぱほりん」という番組。
この番組には、世の中の様々なジャンルの一風変わった人たちがゲストで登場します。毎回この番組を見て思うことは、この方たち、ジャンル全然は違っていても共通している部分があるなということです。
その例をいくつか挙げてみましょう。
過去に紹介した「ねほりんぱほりん」の記事はこちらです↓
yuki-changetheworld.hatenablog.jp
まずは最近再放送があった、「トップオタ」
「トップオタ」とは一つのアイドルグループを応援するオタク達の中でNO.1と認められるオタクのことです。
オタクたちの中で、最もアイドルグループに愛情と時間とお金を注いでいると認められた者が「トップオタ(TPO)」と呼ばれるのです。
これって傍から見れば、余程そのアイドルグループが好きなんだなと、単純にそういう風に見えますが、実はそれだけでは無かったのです。
オタクの人達はそれまで学校などで目立たない人生を歩んできた方が多いそうで、その人たちが、オタクとして認められる。トップオタの人もただアイドルを応援するためでは無く、「トップオタ」として認めらることで、自分の承認欲求を満たし、自分が認められる自分の居場所を作っていたんです。
次に全く異なるジャンルの「買い物依存症の女」
これはそのまま、買い物に依存してしまっている人のことですね。
ゲストの女性は凄まじい依存っぷりでした。笑
なぜ買い物に依存しているのかというと、この女性は高校に裏口入学した過去があり、その後ろめたさや学習に着いていけない劣等感を埋めるために、高級な物を身に付けることで自分の価値を高めていました。他人に褒められたり、羨ましがられたりすることで自分の承認欲求を満たしているのです。そうやって自分の価値が高いように感じることで居場所をつくっていたのではないでしょうか。
これって、お金に執着する人には共通することなんじゃないかと思います。
最近放送のあった「元詐欺師」の人も、孤独感、承認欲求から高級な物に執着するようになり、そしてお金に執着するようになり詐欺を行うようになった。
これも最近再放送のあった「ネトゲー廃人」
インターネット上のオンラインゲームに人生のほぼ全ての時間を注ぎ込む人たちのことです。
この人達に見えてくる背景は、「トップオタ」と似ています。そのオンラインゲーム上で一番になることで、その世界の中で認められる。特別な存在になれる。そこが自分の心地の良い居場所になる。単純にゲームを楽しむためだけではなく、自分の居場所をつくるという心理が見えてきました。
ほんの一例でしたが、孤独を(居場所がないと)感じていたり、今の自分が他人から認められていない(自分に価値がない)と感じている部分があって、そこからそれぞれの道へ進んでいます。
進む道はそれぞれですが、見えてくる背景は共通していませんか?
「孤独感と自分の居場所」×「承認欲求と自分の価値」
なんらかの理由で孤独を(居場所がないと)感じていたり、今の自分が他人から認められていない(自分に価値がない)と感じている人達。
そしてそれを満たしながら生きている人たち。
もしかしたらテレビに出てる芸能人達も、自分が有名になる、目立つことで心を満たしている。そういった人達が多いのかもしれませんね。
承認欲求等は生きる原動力という考え方もあります。
しかし、それが故に心を病んでしまう人も後を絶たない。
僕もその中の一人です。
アドラー心理学においては、承認欲求は否定されます。他人の評価などに依存することなく自分自身で自己の価値を決定できる。それを精神的自立と呼びます。
そのためには叱ったり褒めたりすることも否定されます。他人から評価されることに依存することになるからです。
僕には承認欲求があります。ということは精神的な自立が果たせていないということになります。
しかし、そういう意味での精神的自立を果たすことができている人が現代にどのくらいいるでしょうか?
この競争社会の中で、現代の教育を受けてきた中で、他人の評価を必要としない人なんていないんじゃないのかなと思ったりもします。
どんな環境でも、自分には価値があると感じることができて、居場所がないと感じることもない。
精神的自立が果たせれば、心を病むことも無くなるかもしれませんね。
Yukiでした。